今のYouTubeでゲーム実況者として生き残る道
大層なタイトルで始まりましたが、今回は「ゲーム実況者がこれからのYouTubeで如何にチャンネル登録者を獲得してどう生き残っていくか」を考え、書き留めてみたいと思います。
※今回の話は棘のあるような話に聞こえがちですが、まったく悪気はなくあくまでも客観的に考察したものであることを前提にお読みください。
1)YouTubeの現状
YouTubeであまり動画を見ない方だと思う僕ですが、今のYouTubeにおける日本人ゲーム実況者は以下のように感じます。
・プロゲーマーの台頭
・女性ゲーム実況者が増えた
・ゲーム配信をする人が増えた
・有名YouTuberとのコラボ
・とにかくPUBG
これはあくまでも個人的に感じたことなので、アンテナが高い人は他にも思う変化があるかもしれません。
ここから感じるのは「地道に活動を続けていたチャンネル登録者数の少ないゲーム実況者が埋もれ始め、新しい配信者やプロゲーマー、そして女性実況者がかなりの注目を浴びるようになっている」ということ。
こんなことを言うと「お前の実力がないだけ」「もっと頑張れば良いだけ」というのが簡単な結論になってしまうので、これからどうやってチャンネル登録を増やしていくかを考えその方法論なんかを書いていきたいと思います。
2)僕が知り得る爆発的にチャンネル登録者が増えたゲーム実況者
どうやってチャンネル登録を伸ばしていくかということを考えるに当たっては、面白いゲーム実況をやっていくというのが解になります。
が、そんなのは誰でも分かっている答えなので、あまり動画を見ない僕が知り得る「ここ最近で爆発的にチャンネル登録者数が増えているゲーム実況者」を例に挙げ、彼らを元に考えていきたいと思います。
チャンネル名:ろくげんさん
チャンネル登録者 19,622(2017/9/14現在)
チャンネル開設日:2014/03/29
最古の動画公開日:2014/07/31
この方を知ったのは7Days to Dieのゲーム実況をやるにあたり、色々な動画を見歩いていた時に見つけましたが、見つけた当時はその時の僕よりもチャンネル登録者数が少なく3,000人くらいでした。
が、1日100人単位以上でチャンネル登録者数が増え続け、今では僕と10,000人以上の差が付くという結果になっています…。
ろくげんさんが作っている7Days to Dieの動画は「カット編集やテキスト挿入のテンポ感、そして実況しているろくげんさんの地味ながら安心感のある声質がとても良い」と思ったので、見てみると参考になるのではないかと思います。
※僕はろくげんさんの動画をパク参考にして7Days to Dieのゲーム実況動画を公開しました。
チャンネル名:MercuryU4X
チャンネル登録者:18,624 人(2017/9/14現在)
チャンネル開設日:2015/04/24
最古の動画公開日:2015/04/27
この方を知ったのは最近なのですが、ろくげんさんの時と同様に日本語版ヒットマンをゲーム実況するにあたって動画を見漁っていたときでした。
この方も知った時はチャンネル登録者数が3,000人くらいですが、一日に1,000人単位で増えるときもあるなどヒットマンによる爆発的なチャンネル登録者数の増加にただただ驚かされるばかりでした。
チャンネル名:kazutomo games
チャンネル登録者:3,405 人(2017/9/14現在)
チャンネル開設日:2015/05/30
最古の動画公開日:2015/06/12
この方は僕がF1 2016のゲーム実況をやり始める時期くらいにオススメの動画として上がってくるようになって知りました。
今のところ爆発的なチャンネル登録者数の増加は起きていませんが、ここ最近はF1 2017特需があるようで増加傾向にあり、最も特筆するべきはF1系の編集動画の再生回数がチャンネル登録数と比較してかなり多いというところです。
3)チャンネル登録数の増加に見るそれぞれの特徴
さて、僕が知り得る爆発的にチャンネル登録者数が増加している2人とチャンネル登録者数と比較して再生回数が多い方の特徴を分析していきたいと思います。
・ろくげんさん
この方の特徴はなんといっても編集手法にあり、僕が見る限り生放送をまったくやっていないというところではないでしょうか。
2016年末に僕は「2017年は編集動画を増やしていく」と言っていましたが、それはこの方の影響であると言っても過言ではなく「動画の基本はダラダラとした時間をカットしてテンポよく魅せる」だよなぁと改めて感じさせてくれるものでした。
今現在はその基本をまったく守れていないような状況ではありますが、きちんと考えて編集した動画を公開することの大切さや、面白い動画を公開し続ければ結果はちゃんと付いてくるという証明をし続けている人だと思います。
・MercuryU4Xさん
この方の特徴は「完全なる攻略による魅了」であると言えます。
ヒットマンを始めとするステルス系ゲームを好み得意としている方ですが、そのプレイは相当やり込んでいるんだろうな…ということが容易く想像できるスーパープレイの数々。
一つのゲームをやり込んだ人にしか到達することのできない動画によってチャンネル登録者を獲得し続けているのだと思います。
この方は英語版のHITMANでも攻略動画上げてたけどその時は爆発してなかったようで、日本語版が出てから再度同じように攻略動画を上げるというかなりマゾやり込んでいる方です。
この方からは「自分が好きなゲーム(ジャンル)だけをやり込むこと」の大切さを改めて思わされ、色々なゲームに手を出すことの難しさを感じ取れるのではないでしょうか。
・kazutomo gamesさん
この方の特徴は「圧倒的な運転技術とレースゲームだけをやる」というところ。
先に紹介したMercuryU4Xさんとかなり似た特徴でありますが、誤解を恐れずにいうのであれば「どう見ても実況が下手」というところ。
※あくまでも客観的に見た個人の感想。
ろくげんさんやMercuryU4Xさんと比べても「実況」という部分ではどうしても弱いと感じざるを得ないのですが、そこはレースゲームに絞ったチャンネルであり、肝心の運転技術がとても高いレベルにあるというところでチャンネル登録者を獲得しているのではないかと思います。
正直、日本のレースゲーム人口はとても少なく、ましてやレース観戦を好む人も多くはないジャンルだけでこのチャンネル登録者数は驚異的ではないかと感じます。
4)これからゲーム実況者としてYouTubeで生き残るには
現在のYouTubeゲーム実況界隈は
最近ゲーム実況を始めた女性実況者があっさり僕のチャンネル登録者数を抜かしたり、
プロゲームチームに所属した人が既にチャンネル登録者を持っているチームの所属人と配信することでチャンネル登録者数が増えたり、
そんな状況の人達はUUUMなどに所属する日本のトップYouTuberとコラボしたりしていて、
とてもではないですが普通のゲーム実況者は真っ向から勝負していってもお話しにならないと思います。
先に紹介した人達が示すように「自分が得意・好むジャンルを極めていくゲーム実況スタイル」が現時点でのベストではないかと思います。
僕の場合は(最近は公開できてませんが)レビュー動画ありきのゲーム実況スタイルなので言わばハイブリッド型ですが、ここ最近はF1 2017の生放送を見に来て頂ける人が多くなっています。
この理由として「F1は昔から好きで、よく見ていた時期の話をでき、最近のF1は中継こそ見ていないがF1が好きだからニュースだけは追っているので話ができる」というのが挙げられるのではないかなと思います。
ゲーム内の運転自体はkazutomo gamesさんのようにアシストをオフで走ることはできませんが、そこそこの運転技術があるので話でカバーできているとも言えるのではないかなと。
で、割りとコメント欄が盛り上がってくれているところから「F1という同じ興味を持つ人が集まり、集まれる生放送になれている」とも言えるんじゃないかなと思います。
いつの時代も同じ興味を持つ人が共通の話題で盛り上がり、楽しい時間を過ごせるというのは変わらないよなぁと。
生放送は今まで数え切れないほどやってきたわけですが、今のF1 2017の生放送はこれまでやってきた生放送のシリーズの中でもかなり楽しい時間を自分自身が過ごせていると感じています。
ということで、今回は「今のYouTubeでゲーム実況者として生き残る道」の考察をしてみました。
僕の考え方はコロコロと変わるのですが、自分のチャンネル登録者数の伸び悩みを感じたら今回紹介した話やチャンネルの人達の動画をじっくり見てみて参考にしてみるのも良いかもしれません。
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